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  • taka-marukawa

コンサルタントの役割とは


 製造現場を視察させて頂く際に、現場で目にする素朴な疑問点をお聞きする場合があります。例えば、製造指示書と異なる日程で作業を行っていたり、異なるモノが置いてあったり、外部ドアと内部ドア双方が開いており外界とツウツウ状態だったり・・・。

 「普段は起きないけど、今日はたまたまです」という回答を頂く場合が多いのですが、これが1社や2社ではなく、半分以上の企業様で同様な場面に遭遇します。私が「たまたま発生する事象」に良く遭遇する星の下に生まれたのでしょうか? 読者の皆様もそうは感じないと思います。 逆にいうと普段起きていることに目が行き届いていないということなのではないでしょうか。

 各企業の皆様から見れば専門外の人間であるコンサルタントが、企業の改善改革のお手伝いとなりうるのは、先入観のない目で物事をとらえることができることが一つの要因だと思います。また、上記は現場・現物を例としたお話ですが、企業様毎に培われてきた文化や組織風土といったものがあり、それが認知バイアスとなりものの見方や考え方に偏りや先入観・無意識下での制約思考につながっているのではないでしょうか。

 もちろんデジタル技術を始めとした要望に対する専門性に準じた答えをご用意するというのもコンサルタントに求められることではありますが、企業の中に根付いている無意識下での制約思考から開放するというのもコンサルタントの大きな役割だと考えています。








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